研究開発

RESEARCH &
DEVELOPMENT

ウルトラファインバブルの
生成技術・用途開発特許権取得

小さな泡の技術で、
様々な分野に大きく貢献

「ウルトラファインバブル※1」と呼ばれる目に見えないほどの微細な泡。この微細な泡は、浮かずに水中に留まる、表面にマイナスの電荷を帯びるなどの変わった性質があり、近年産業界でも注目を浴びています。
前橋事業所では、この泡の生成メカニズムの研究や応用研究、それらを元にした製品開発を行っています。独自の生成方式により、持ち運びできるサイズながら数億個/ml※2の泡を生成する装置の開発に成功しました。※3
また、国立大学等との共同研究によって、学術的な基礎研究も進めています。

※1 ウルトラファインバブルとは、直径100マイクロメートル未満の気泡であるファインバブルのうち、直径が1マイクロメートル未満の気泡のことをいいます(ISO20480-1)。

※2 ウルトラファインバブルの生成濃度は原水の水質と循環数によって変動します。

※3 生成技術は国内及び海外の特許を取得。

入浴介助/建造物メンテナンス用途

洗剤を利用せずに優しく身体を洗う事を可能としたり、建造物の洗浄メンテナンス用途での利用を想定した商品を展開しています。 多くのお客様に喜んでいただいており、国内外で高く評価されています。同時に、これらをより快適にご利用いただけるよう装置周辺オプションの開発も行っています。

一次産業用途

水産業分野にも挑戦しています。
ウルトラファインバブルを利用することで、高い酸素溶解効率と100%を越える高い溶存酸素濃度を実現することが可能です。
養殖分野への応用として、死亡率の低下や生育速度の向上も期待できます。また、獲れた水産物の洗浄に利用することで、鮮度維持にも効果を発揮します。

農業分野では、特に水耕栽培において生育速度の向上や、収量の増加が期待できます。 様々な気体を用いてウルトラファインバブルを生成することで、病害の予防や排水の浄化などの効果も期待することができ、食の安全へ貢献できる応用技術の開発を行っています。 これらは、 単にウルトラファインバブルを導入するだけで効果を発揮できるものではなく、その他の環境と複合、管理されることで最大限の効果を発揮します。 私たちは、トータルでの開発を進め、真に食分野の発展に貢献できる応用技術の確立を目指しています。